事業承継のお仕事をさせていただく事が多くなりました。
相談が多くなった理由の社会背景には、相続税の基礎控除の引き下げも原因にあるようです。
お客様のご要望第1位は。後継者へ引き継ぐ時の税金を少なくしたい。
これは、株式の移譲の事を言っています。
先日、お客様(社長)に言われた事で印象に残っている言葉があります。
「俺たち(経営者)は、後継者へ事業承継したい」です。
事業承継によって、親子や兄弟の関係が悪くなる事も少なくありません。
そんなに仲が悪かったら、やめたら良いのに、と思ってしまう事もあります。
しかし、経営者は、「後継者に会社を残したい」、「未来永劫繋いでほしい」との想いがある事を改めて知った言葉でした。
そこで、事業承継チェック
□ 後継者はいますか。
□ 後継者は相続人ですか。
□ 後継者に事業承継の意思を伝えていますか。
□ 後継者は会社の内容等を知っていますか。
□ いつ社長を交代しますか。
□ 株主構成はご存じですか。
□ 自社株の評価はご存じですか。
□ どのような方法(贈与・譲渡・相続)で株を移行しますか
□ 退職金の準備はしてますか。
□ 後継者以外の相続人に財産の配慮をしていますか。
皆様、如何でしょう?
優先順位からいえば、まずは、いつ社長交代するか。
次に、その時に向けて準備をしていくか?株式・退職金・資金繰りなど。
事業承継を考えはじめて、会社の財務状況を見て、会社経営の弱点に気づき、改善を行うというお客様も増えてきました。
「息子に引き継ぐ前にしっかりした会社を作りたい」と資金繰りを見直し、銀行交渉をし、株を引き下げる為の準備に保険に加入したり。
そんな親心を後継者にも是非、分かっていただくことができたらと思います。
分かっていても、どうしたら良いのか分からないと多くの方が思われてます。
事業承継については、いつでもご連絡ください。
株式会社大成経営開発 岡村泰