リスケジュール!!!

2009 年に施行された中小企業金融円滑化法
長期化する不景気や震災の影響の中、中小企業の資金繰りに一役も二役も立ったこの法案も2012年3月末をもって期限となっています。元々は、今年3 月末の期限だったものを1 年延長している状態でした。
では、今後も延長が期待されるとのことですが、残念ながら、今回の延長はされないだろうと言われています。

 

そんな長期化する不景気の中、現在、リスケジュールをされている企業様より、リスケジュールの延長についてのご相談があります。

 

リスケジュールを実現するための銀行さんの考え方は、「全部の銀行が同条件で行う」というのが原則としてあり、一行でも拒否されるときなど話が困難することがあります。

 

基本的には、メインさんが承諾していただければ・・・その条件で他行が足並みを揃えてくれるのですが、最近は、融資シェアの少ない銀行さんから「担保をください」などの再度要求やメインさんから「他行さんのOKが出れば、うちも・・・」なんて、にっちもさっちもいかない事が多くなりました。

 

ついに社長さんは、返せない返済計画で約束をしてしまい、「ホントに大丈夫?」ということも・・・

 

そのような事がないように
重要なことの再認識

 

① 企業が存続すること
② 企業の利益と返済できるお金の範囲以内で返済を行うこと

 

返済が1 円も出来ない経営では、企業自体が存続できませんから、せめて営業の中で生み出すお金で返済を行えるよう、粘り強く交渉を続ける事が必要です。

 

株式会社船井財産コンサルタンツ熊本 岡村泰

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