取引のない銀行とのお付き合い

新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、令和2年の最初は、現在、取引のない銀行とお付き合いする方法です。

顧問先の経営者とお話していますと、

新たに取引のない銀行とお付き合いをしたいと考えられている方が、

結構多くいらっしゃる事が分かります。

なぜ、新たな銀行との取引をしたいと思うか?


・今の銀行の対応が、自分に合ってないように思う。

・利率などの条件が良くなりそう。

・借入金が集中してると急に対応が厳しくなる事がありそう。

などがあります。確かに、新規で銀行を開拓する事は重要であると思います。


しかし、「すぐにお金を貸してくれるか?」と言えば困難で、直接窓口に行けば警戒されるケースも多いかと思います。「資金繰りに困ったから来たんでしょ」とみなされてしまうケースです。


新規銀行への説明は?

・財務状況(直近の決算書や試算表)

・新規に取引を申込みをした経緯

・他の銀行との取引状況

・関連会社がある場合には、設立理由、事業内容、財務状況

 同族間の資金のやりとり

そして、今後の経営戦略やその為の計画書などがあれば良いでしょう。



銀行が取引したい会社とアピールする。それは、自社を把握し成長性の高い会社である事。

・顧客ニーズ

・会社の強み

・他社との差別化

・積極的な商品開発

・人、もの、情報への投資




成長性を測る財務指標として

・売上高増加率

・経常利益増加率


・総資本増加率




近年の金融情勢が大きく変化する時代にとって、複数の銀行と上手に取引する事は重要な事だと思います。


また、税理士さん等、会社の事が分かってくれていて、銀行の支店長や担当者を知っているという方からのご紹介は、開拓する良いきっかけとなるはずです。

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