人材派遣会社にお願いする場合の注意点(後編)

 

※ここで注意

 

 

職場見学では、プライバシーに関わることの質問はNGです。

 

質問は業務内容、職場環境に関するものに限られています。

 

職場見学は業務確認の場なので、業務内容の説明が一番先です。

 

職場見学で、企業側が採否を決定するような話をしてはいけません。

 

 

たとえば「採用します、明日から来てください」はいけません。

 

「今日はお疲れ様でした」と言ってください。

 

スタッフが「面接された」と労働局に申し入れをした場合、適切な職場見学を行うよう是正指導・是正勧告を受けることがあります。

 

 

※ここからが更に注意

 

 

もし、職場見学に来ていただいた方を採用する場合は、採用の連絡だけで問題はありません。不採用の場合はその旨、

 

あるいは引き続き紹介していただきたい場合は、「他の方を紹介してください」と派遣先に連絡して下さい。

 

 

もし派遣先が「一旦採用します」と連絡して、派遣元が本人に通知後、断る場合はその方の休業補償をしなければなりません。

 

休業補償金額は支払われるべき契約金額の60%ということです。派遣元が本人に通知時点で雇用契約が成立したことになります。

 

 

その方の就業先が決まれば払わなくてもいいそうですが、お断りをすれば就業先が決まらない期間の休業補償が必要と

 

認識しておいたほうがいいと思います。

 

 

これはいずれも派遣法で守られているということです。

 

 

この人手不足の中で派遣スタッフを上手に活用するのも一つの手段です。

 

良いものがあるなと思い道具を使うときは、取扱要領をよく読み、理解した上で利用しないと失敗することがありますよね。

 

 

ご注意ください。大変ですね!

 

 

今、私の頭の中に浮かんでいるのは「ドラえもんのポケットがほしいな~」です。

 

ありがとうございます。

 

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

 

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