高齢者ドライバーの暴走事故(後編)

◆免許返納は「机上の空論」




少子高齢化と労働人口の首都圏への移動の結果、日本の多くの地方都市は、急速な高齢化と過疎化に悩まされています。その結果、利用者の減少やドライバー不足を理由に、ローカル線は廃業に追い込まれ、バス会社も赤字経営で、辛うじて地方自治体からの補助金で営業を続けているという状況です。つまり、交通インフラが崩壊しつつあるのです。そんな地方都市では、自動車は、高齢者にとって病院や買い物に行くために必要な道具であり、免許証を返上など出来ないのです。



高齢者が起こす事故の中でよくあるのが、オートマ車におけるブレーキとアクセルの踏み間違いです。特に最近の車は、構造上ペダルの位置が昔の車よりも左寄りにあるため、高齢者が慌ててブレーキを踏もうとした時にアクセルを踏んで逆に加速してしまう、という事故が後を絶ちません。そんな事故を防ぐために、「踏み間違い加速抑制システム」という後付けの安全装置も作られていますが、まだまだ普及はしていません。


実は私は今年免許更新をすっかり忘れていて、お知らせのハガキが来てびっくりしました。

今年で61歳になり、まだ紅葉マークは不要ですが注意して安全運転をします。

ありがとうございます。




株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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