住まいの終活(前編)

今年は梅雨入りが遅く、会社の前の川が氾濫しないので雨が少ないのかと思ったら、局地的に降って被害も出ているようです。梅雨も明けたと思ったら今度は台風の心配です。自然の力には勝てませんね!

最近私が経験したことと重なるような記事を見つけました。
それは相続した空き家についてです。


私は父が平成19年に亡くなり、あるところに土地建物を相続しました。
そこは父の弟である叔父が自由に使っていましたが、もちろん固定資産税と火災保険料は私が払っていました。


いつかはもらわないといけないなと思っているうちにその叔父も亡くなりました。そこでその土地建物を売却しようと現地に行ってみると知らない人が3人住んでいるではありませんか?びっくりです!近所の人に聞いてみると前から住んでいるとのこと。叔母に家賃はもらっていないと聞いたので、住んでいる人に退去をお願いしました。

三人のうち二人は3か月くらいで何とか出て行ってくれました。
一人は反対に次の住むところを探して来いと言います。先の二人もですが誰も家賃を払うとは言いません、三人ともお年寄りでしたのでこちらも強くは言いませんでした。年寄り3人が今はやりのシェアハウスです。
しかもただで、、、。


光熱費だけは3人で払っていたようです。最後の一人が出て行ってくれないので困っていました。そんなある日の夜、警察から電話がありました。何事かと思っているとなんと最後の一人のおじいさんが亡くなっていたそうです。


電気代を集金に来た人が真夏の暑い日に窓も戸もどこもすべて締め切っているのでおかしいと思い警察に連絡したそうです。警察はガラスを割って中に入り発見したそうで「ガラスを割ったので持ち主に連絡しました。」とのことでした。ご家族を探し引き取ってもらいましたが、その家族も「家賃を払う」とも「すいません」とも言いません。


そんなことってありますか?そのおかげで家は解体せざる負えなくなり解体しました。何と解体料は200万円その他に登記費用です。


(次回に続く)
株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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