孤独死について(後編)

東京は人口も多いので当然ですが、地方はお隣、ご近所とのお付き合いが都会よりも親密であり、『あの人このごろ見ないね』などと姿を見せなかったら心配してくれる人の存在がいる。これが大事です。

 

実際お隣にどんな人が住んでいるのかもわからない、特にマンションなど地方から都会に出てきている人の多い都市です。

 

日本もやがて大量孤独死時代がやってきます。団塊ジュニア世代は生涯未婚率が高いことから、孤独死3万人時代を超える勢いです。

 

そこで孤独死の前の段階の孤独の予防の鍵をにぎるのは、人と人とのつながり「縁」だと言っています。

血縁、社縁、職縁、地縁、選択縁(趣味などを通じて生まれる縁)などです。

 

こんなに様々な縁があるのに、なぜその縁が切れて孤独になってしまうのか、予防の研究対象になっています。

孤独死、孤独、を防ぐためには、「外へ出て人と合う機会を作る」「人を家へ招き入れる」「決まった人と定期的に声を掛け合う」「助け合いができるご近所を作る」

 

などわかっていることばかりですが、年齢とともに億劫になっていくのでしょう。仮に結婚していても、どちらかが先に逝ってしまった後、一人になり孤独になってしまいます。これは特に男性に多いようです。

 

「1ヶ月以上親や子供と話していない人は、連絡してみて下さい。」

 

と声をかけらても「親がいないと寂しいな」とつくづく思います。

私も先のことを考え自分のことをオープンにし、いつでも声をかけてもらえるようにして、孤立しないように縁を大切にします。

 

ありがとうございます。

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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