経理のお仕事について(後編)

例えば「明日会計事務所の人が来るから現金出納帳と伝票を急いで仕上げなくっちゃ」そして翌日会計事務所の人が「ちゃんと出来ていますね」

 

「これってポイントずれていますよね」現金出納帳はその日のお金の出入りを把握して手元の現金の残高と合っているかを確認するためのものであり、会計事務所の人のために書くものではありません。

 

今は直接パソコンに入力して残高確認が主流です。

 

他の管理帳票にしても「この仕事は何のためにやっているのか、この仕事の目的は何なのか」、もう 一度見直すことによって手段は変わってくるはずです。

 

給与計算、売掛管理、買掛管理、などなど外注できる仕事は外注して、どうしても社内でやらなければならないことを社内でやるのがいいと思います。

 

外注すれば社員が退職した時の引継ぎ等を考えなくても良いし、特に給与計算などは社内で知られたくない個人情報がありますので外注が多いのが現状です。

 

机を与え、パソコンを与え、黙って仕事すればいいけど、いろいろ文句を言う。それを考えたら気を使わない分だけでも外注はお得です。

 

経理担当者は会計事務所と協力して会社が一番必要とする資料をきっちりでなくてもタイムリーに出すことができる自社用試算表を作ることができるのが優秀な経理ではないでしょうか?

 

税務署に提出する会計資料は会計事務所の担当者にお願いすればいいのです。

 

お客様が会計事務所を上手に使って下さい。

 

ありがとうございました。

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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