カーリングペアレンツ(前編)

紫陽花の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

余震の回数も減り、少しは落ち着くかなといった雰囲気の熊本です。まだまだ元通りになるには時間がかかりそうですが少しずつ前に進んでいます。

 

先日とある会社の手書き広告に興味深い話が載っていました。

 

その方は学校のPTA役員もされているそうで、学校のことを少し書かれていました。一昔前は、モンスターペアレンツが主流でいしたが、今はカーリングペアレンツが主流らしいのです。

 

子供が障害にぶつかる前に、その障害を取り除いてしまう親がなんと多いことかと。なるほどですね。なんだかわかる気はします。子供が壁にぶつかってくじけてしまったらかわいそう、そんなの見ていられなくて、親として出来ることを最大限してあげたいという発想なんですよね。過保護のさらに上の段です。

 

でも実際、社会人になったら、問題の連続です。日々理不尽なことばかり起きます。問題にぶつかったり、ぶつけられたり、はたまた飛んできた問題にあたってしまったり。。。

 

でも最大の問題は、そこでどう対応するかです。回避することばかり選ぶのではなく、今対応できる最善策を模索する。そして、やってみる。その繰り返しです。時として、心が折れそうになるのも事実ですが、こういった経験をいくつもいくつも乗り越えていくうちに、次第と社会とはこんな感じかぁとどこかで飲み込んでやり過ごしていくことができるようになります。

 

(次回に続く)

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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