【頼れる人がいない】
困ったときに頼る人がいません。理想は、家族に囲まれて子や孫と同居し日常的にコミニュケーションを取りながら楽しく暮らすこと。このような家族がいなかったとしても、近隣住民やお茶飲み友達などと会話したりして、相談ができる人間関係を築いている人が下流老人には少なく、孤立している人が多いので、問題が大きくなってからしか発覚しません。
以上が下流老人の3つの特徴です。
いまや、65歳以上の独り暮らしは男子139万人、女子341万人まで増えており、まだまだ増え続けているそうです。生活に困った時や助けてほしいときに家族が周囲にいない状況が当たり前の社会になりつつあります。
そして身内の誰かが下流老人になった場合、子供は援助したいと思うのが実情ですが、40代から50代の子供世代の年収は下がり続けています。そうなると共倒れすることになり、今まで日本の経済成長と家族を支えてきたお年寄りが尊敬されない社会、大切にされない社会になり、恐ろしいことです。お年寄りを大切にして生活できる社会にしていきたいですね。
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株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子