マイナンバー(後編)

平成27年10月、国民の皆様一人ひとりにマイナンバー(個人番号12桁)が通知されます。

 

マイナンバー制度の運用は来年1月から社会保障、税金、災害対策の行政の手続きで必要になります。

2018年を目途に銀行口座、医療機関のカルテ、などに拡大予定です。

 

将来は免許証、パスポート、クレジットカードへとリンクしていく予定となっています。

 

マイナンバー制度導入のメリットは、身分証明になる免許証やパスポートを持っていなくても個人カードを身分証明書として使えるようになることです。引っ越しをした時など電気、ガス、水道、様々な手続きを各窓口へする必要がありましたがマイナンバー制度になると1か所にマイナンバーを提出すればOKとなるそうです。

 

マイナンバー制度導入の目的の一つに社会保険料の徴収の強化があります。

 

今まで社会保険料の不払い未加入の全体を把握することが出来なかったのですが、マイナンバーと法人番号により給与から源泉を引いているのに社会保険に加入していない法人が判明しやすくなります。

 

社会保険未加入の給与所得者の保険料収入は15兆円くらいあるそうです。

国税の収入を上げるためには仕方がありませんが、アベノミクスの恩恵を受けていない中小企業がまた苦しむことになりかねません。中小企業応援隊の私としては少々納得がいかないところです。

 

ありがとうございました。

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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