幸せのタネまき(後編)

一生懸命に努力しても思い通りの結果が出ないことはしばしばあります。そんな時努力が無駄になったと思ったり、無駄な苦労だったと頑張ったことを後悔したりします。決して後悔したり無駄だったと思ってはいけません。なぜならば、それはまだまいたタネが芽が出ていないだけなのです、今は芽が出ていなくても必ず芽が出て実を結びます。まかないタネは絶対に生えません。ここがポイントです、まいたタネは必ず生えます。

 

タネが花を咲かせ、実をつけるように私たちの行いが、幸せを生み出します。誰も見ていないところでも真面目に頑張れば、それは力となってその人に蓄えられます。思いやりの気持ちを込めてやさしい言葉を人にかければ、それも目に見えない力となりその人に蓄えられます。「あきらめずに頑張るぞ」と心の中で自分に言い聞かせたことも力となって残ります。またその逆もあります。

 

「幸せになりたければ、幸せのタネまきをしなさい」お釈迦様の言葉です。

 

朝顔のタネをまけば朝顔の花が咲く、スイカのタネをまけばスイカが出来る。よいタネをまけばよい結果が、悪いタネをまけば悪い結果、自分でまいたタネは全部自分に返ってきます。「自因自果」自分がまいたタネは自分が刈り取らなければなりません。そして自分が思ってもいなかったような事が起こったときは、過去に自分がどんなタネをまいたかを振り返ってみましょう。

 

もうすでに人生折り返して多分残りのほうが少ない年齢になってきました。私は毎日楽しく好きな仕事ができ幸せだなと思っていますが、もう一度花を咲かせるためにタネまきをしようと思っています。最期の時を迎えたときにいい人生だったと言えるように、そして自分が生きている間に芽が出なくても次の世代、子供や、社員の皆さん、お客様に、タネまきをしてくれてたんだねと言ってもらえるようにしたいと思います。

 

皆様、一緒に幸せのタネまきしましょう。

 

ありがとうございました。

 

株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子

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