こんなお話でした。
そして、「経理は嫁に任せているから、よくわからないんですよ・・・」などと話は流れていきます。
毎年少しずつ増えてしまった社長への貸付金。急に改善するのは大変です。毎年きちんと整理しておくことが必要です。
また、会計事務所として経営者と向き合い説明をしておかなければなりません。
決算書の作り方(勘定科目の使い方)も、税務署・銀行等対外的なことも考えた、きちんとした決算申告が要求されます。
会計事務所の勘定科目の使い方で、銀行の格付けも変わります。簡単な所から、流動資産(現金・預金・商品など、すぐに現金化出来るもの)、流動負債(すぐに支払わなければならない費用)、短期借入金(一年以内に返済する借入金)、長期借入金(返済期間が長い借入金)。
当然、流動負債より、流動資産が多い方が成績は良くなりますが、借入金の場合は、短期借入金よりも長期が多い方が成績は良くなります。
ちょっとした事ですが、知っているのといないのでは大きな違いです。
こんなことを分かりやすく説明してくれる会計事務所がいいですね。
環境の変化に対して企業の経営は日々厳しくなるばかりですが、経営者のお金の使い方調達の仕方でかなり改善は出来ます。
今一度、決算書、特に貸借対照表を見直してみてくださいませ。
株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子