11月になり一気に寒くなって来ましたが今年も残すところ後2ケ月ですネ。最後の追い込みです。
最近新しいお客様にお会いするたびに、「今、一番困っていることは何ですか?」とお尋ねします。
お答えは、「資金繰りと資金調達」が一番多いです。
そこで、今回私がお話しするのは、貸借対照表と損益計算書のお話です。
社長様はみなさん、売上の把握は出来ています。それは当り前の事ですが、売上に対して粗利益の追及が大切です。
ある社長様にお会いした時の事ですが、よくあるお話・・・ほんの一例です。
決算書を見せて頂きながらの会話です。
近藤 「頑張っていらっしゃいますね」
A社長 「はい。頑張って利益を出したのですが、銀行さんはお金を借りて下さいとは言わないんですよ。。。」
近藤 「なかなか難しいと思いますよ。」
A社長 「どうしてですか?」
近藤 「貸借対照表=会社の顔が良くないからです。」
A社長 「会社の顔?」
近藤 「はい。損益計算書は決算期ごとに毎回0からスタートして12ケ月後に結果が出ます(過去の結果)。その積み重ねの結果が貸借対照表に反映されます(現在の会社の顔)。貸借対照表は会社を設立した時からの積み重ね(業績結果プラスお金の使い方)がわかります。」
A社長 「うちは何処がいけないんですか?」
近藤 「社長は会社からお金を借りているんですか?」
A社長 「そんなことはありませんよ。」
近藤 「決算書には貸付金が沢山ありますね。これでは銀行からお金を借りても、そのお金は社長へ流れていて、正当に事業に使われているか疑問だなと思うような貸借対照表ですよ。」
A社長 「じゃぁ、どうしたらいいのですか?」
(次回に続く)
株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子