高齢者ドライバーの暴走事故(前編)

新年あけましておめでとうございます。

2020年令和2年【東京オリンピックの年】とても楽しみです。

皆様にとっても今年一年良い年でありますようにお祈りいたします。

例年通り元日はニューイヤー駅伝、2日~3日は箱根駅伝です。

毎年これで大いに盛り上がっています。

先日愛犬をドッグランに連れて行った帰りに、高齢者ドライバーによる交通事故に遭遇しました。

まだ衝突したばかりで軽自動車と普通乗用車が交差点の真ん中でお互いにぺっちゃんこになっていました。

まぐまぐニュースで相次ぐ高齢者ドライバーの暴走事故というのを読んだばかりでしたので「ああ、またか」と心傷めておりました。


今回は毎日読んでいる「まぐまぐニュース」の記事をご紹介します。

最近、高齢者ドライバーによる事故が相次ぎ、大きな問題になっています。

特に2019年には、87歳の男性(元通産省の官僚)ドライバーが、東池袋で自動車が赤信号を無視して横断歩道に突っ込んだ結果、2人が死亡、運転手を含む十人が負傷したという事故を起こしました。

内閣府が発行する「令和元年版交通安全白書」によると、平成22年に、初めて高齢者の交通事故死者数の全交通事故死者数に占める割合が50%を超えて以来、増え続けているそうです。

この背景には、少子高齢化もありますが、同時に高齢者ドライバーの事故率の高さがあります。

平成30年中における免許人口10万人当たり死亡事故件数を年齢層別に見ると、75歳以上の高齢運転者については75歳未満の年齢層に比べて約2.4倍となっています。

高齢者ドライバー対策として、平成10年には、運転免許証の更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の者に対して、運転免許証の更新時に高齢者講習が義務付けられ、さらに平成14年にその年齢が70歳に引き下げられました。

この仕組みをもっと厳しくして、高齢者から運転免許を取り上げれば良いと主張する人もいますが、そうはいかない事情があります。

少子高齢化と首都圏への人口集中の結果生じた地方の高齢化と過疎化です。




(次回に続く)
株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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