感動なき社会(前編)

3月といえば桃の節句ですね。桜もちらほらと咲き始めました。

先日、我が家も急いで飾っていたお雛様をしまいました。最近のお雛様はコンパクトなケース入りが流行だそうです。お内裏様とお雛様は一番上の二人かと思っていましたが違うそうです。あの二人セットでお内裏様といい、二段目から下の人(三人官女)などの人たちをお雛様と言うのだと聞きました。

いずれにしてもお雛様はかわいいですね。

さて弊社は今、確定申告の真っ最中。猫の手も借りたいほど忙しい時期です。
こんな時どうしても仕事が作業になりがちです。
いつもみんなに言っている「仕事に気持ちを込める」これが大切なんです。
忙しいからと淡々と作業をして事務的に仕事を終わらせる。これはどんな業種でもお客様に対して失礼だと思っております。どんな些細なことにも心を込めるという考え方は大切なことです。

皆様のお仕事もそうだと思います。

簡単・楽・手間が省ける(カ・ラ・テ)は、物事を進めるときにとても評価されてきたのが戦後50年でした。ですが裏を返すと簡単で手間が省けるのと一緒に、人間の心も省けてしまいます。

一見経済的ですがどうでしょうか?それでいいのでしょうか?

例えば、お母さんが子供の誕生日に、朝から一生懸命に料理やケーキを作りお祝いします。一方で高級総菜をデパートから買ってきて並べるとします。どちらが感動に値するでしょうか?食べてしまえば一緒でしょうが、気持ちを込めて作ったほうが感動が生まれるのではないかなと思います。

(次回に続く)
株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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