居つくこと(後編)

武道をされている方曰く、稽古は道場だけではないとのこと。鍛錬の場は、目の前に広がる日常。居つくを日常生活に置き換えると、凝り固まってしまって、変化を受け入れることができなくなっている状態といえます。視野が狭くなっています。

 

居ついてしまうと、心が何かに囚われてしまって、ネガティブな強い思いに執着して前に進めなくなってしまいます。悲しいかな、人間はほおっておくと、どうしてもネガティブに引っ張られてしまいますよね。

 

ですから、意識して自分で思考パターンを変えてゆくしかありません。習慣を変える強い決意と忍耐が必要です。

 

仕事の場面においてもしかり。居つくとは、その場所に落ち着いてしまうという意味なので、同じやり方ばかりに固執していては通用しなくなるということになります。

 

現代のように変化の激しい時代においては、流れに沿って変化していくこと、もしくは変化に対応していくことが大切です。

 

日常でも仕事の場面でも心居つかず、執着せず、流れに上手に乗って、今を十分に楽しんで行きたいものですね。

 

ありがとうございました。

 

株式会社大成経営開発 代表取締役会長 近藤加代子

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