スポーツドクター辻秀一先生のお話(前編)

暑い夏が終わりに近づいたと思ったら今度は台風です。災害が起きませんようにと、ただ願うばかりです。

 

さて、今月は先日講演を聞いてきたスポーツドクター辻秀一先生のお話です。辻先生は慶応義塾大学病院の内科医から独立され応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングが専門です。ご自身プロバスケットボールチーム「東京エクセレンス」を立ち上げておられます。先生のお話では、「人間は脳が外界の出来事に対して意味づけをして心を動かす、人間はもともと意味のないものに意味づけしている。」ということだそうです。

 

たとえば、雨が降っていると勝手に「憂鬱な雨だ」と言いますが、雨に憂鬱なんて書いてない。水が降っているだけです。これが人間の脳が意味づけしていると言う事です。

 

「憂鬱」だと脳が認知したことにより気分が乗らなかったりする、またきれいな花を見たときに気分がよくなる。すばらしい映画を見たときに感動する。同じように幸せとかありがたいなども「心の状態」は脳が作り出していると言う事です。

 

しかし心の状態は数値化することが出来ない代わりに行動がある。心が影響を与えることによって行動の質が変わる。

 

これはもうたくさんの人が感じていることかもしれませんが、心が行動に影響を与えるのであれば、常によい心の状態でいることが大切で、よい心の状態を自分で作る方法が先生が提唱するライフスキルです。

 

これを先生はライフスキルを磨きごきげんでいる生き方「ごきげん道」と名付けています「ごきげんな心がごきげんな人生をつくる」

 

(次回に続く)

 

株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子

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