「犬から聞いた素敵な話」(前編)

暑い暑い夏がやってきました今年は雨が少なく、野菜が高騰しているそうです。自然の力にはかないません!一方地域によっては集中豪雨で被害の出ている所もあります。今年の天気はどうなっているのでしょうか?とにかく熱中症にならないように水分を取り、体力をつけてこの夏を乗り切りましょう。

 

今月はペットのお話の続きです。

 

犬と言えば番犬で玄関先につながれて、知らない人が来たら大きな声で吠えて知らせるのが、主な役目でした。今は室内で飼われる犬が多くなり“飼い犬”でも“番犬”でもなく大切な家族の一員です。旅行でもペットも泊まれるホテルがあり、家族旅行も一緒に行けます。

 

「犬から聞いた素敵な話」山口花さんの本を読んで本当に涙があふれました。この本は飼い主から愛犬へと愛犬から飼い主へと14話のエピソードをまとめた感動の物語になっています。

 

最初は飼い主から犬へです。あらすじをご紹介します。

 

学校でクラスの女の子から無視され、いじめられている女の子。話さない毎日、学校へ行くのがつらい。パパやママにさえ心配かけるので、いじめられていると言えない女の子“鈴”。そんなある日、学校の帰りに雨に濡れて震えている子犬を見つけました。女の子は気が付くと子犬を胸に抱き走っていました。拾って帰り勇気を出してママに「この犬を助けてあげたい」とお願いしました。

 

体を温めたり、牛乳を飲ませたりしましたが、元気にならないので病院に連れて行きました。病院でお名前はと聞かれ「リン」と答えました自分の名前が「鈴」すずなのでとっさにそう答えました。病院に2日おきに通って3回目にリンの目が見えない事がわかりました。先生が目の見えない犬を飼うための約束と書いてある紙を彼女に渡しました。

 

  1. 家具などの移動はなるべくしない事
  2. 大きな音を立てない事
  3. ヒゲは絶対に触らない事
  4. 目が見えないぶん、たくさん話しかけてあげる事
  5. 犬の顔に自分の顔を近づけない事

女の子は勇気を出してパパとママにこの五つの事をお願いして、家族全員ですることになりました。今までおしゃべりの出来なかった女の子は目の見えない犬を拾ったことで、犬のために自分が頑張らなければならないと思いしゃべるようになりました。犬のおかげで食事の時自分が学校でいじめられていることもママに話しました。この女の子はこのリンが家に来てくれなかったら誰ともずっと話せずにいたかもしれない・・・。“リン、うちに来てくれて、本当にありがとう”と感謝したという感動のお話です。

 

(次回に続く)

 

株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子

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