「世界経営者会議」(前編)

もう秋も深まりそろそろ冬支度の季節です。瞬く間に一年が過ぎようとしています。残すところあとひと月で終わりです。

 

今年の勉強の締めくくりとして毎年行われている日経新聞社主催の日経フォーラム「世界経営者会議」に行ってきました。

 

今年もいろいろな世界の経営者のお話を聞くことが出来ました。サノフィ(製薬会社)、メモリーカード世界最大手のサンディスク、P&G、タタグループ(インド最大手企業グループ)、ロスネフチ(ロシア最大の国営石油会社)などです。

 

日本からは、三菱ケミカルホールディングス、三井物産、ブリヂストン、キッコーマン、日産、JAL、ローソン、でした。特に日産のカルロスゴーン社長のお話とJALの稲盛会長の印象に残っているお話をご紹介します。

 

ゴーン社長は日産の社長になって13年、今58歳です。世界に従業員20万人以上、売上9兆円、そしてルノーの提携で両者の販売台数合わせると720万台にもなります。

 

このグローバル企業を率いていく中で大切なことは、どの国に行ってもその国の状況に合わせた戦略を立てなければならないこと。そしてビジネスマンは結果を出していかなけらばならない、と言っていました。

 

ゴーン社長があと何年社長を続けるのか?、次の経営者になりうる人はどんな人か?に対しての質問に、何年続けるかは自分がやりたいと思うよりも株主の支持が得られるかどうかであり、次の経営者になる人は育っていると思う、それは今でもかなりの部分で権限を与え任せているが、もっとも必要な事は情熱のある人、共感能力がある人、周りを説得する力のある人、という回答でした。

 

(次回に続く)

 

株式会社大成経営開発 代表取締役 近藤加代子

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