『経営の展開期』について (前編)

みなさま如何お過ごしでしょうか?熊本では、地震後の復興が始まった段階です。

 

ところで今日は、 経営のサイクルについてお話してみたいと思います。

 

みなさまご存じの方も多いと思いますが、企業には必ず経営サイクルがあるという事です。

創業期⇒ 成長期⇒安定期⇒成熟期⇒衰退期です。経営サイクルの5段階です。人間にも経営にも栄枯盛衰は、 付きものです。生き物なので、しかたがありませんが・・・・・。

 

ところで経営は、社会的責任として継続企業が前提条件です。成熟衰退は、許されないのです。10年以上増収増益の企業は、一般的には少ないものです。20年30年となると尚更のことです。そこで経営のサイクルと成熟衰退しないための考え方について、お話させて頂きたいと思います。

 

創業期

創業から3年間位でしょうか。この時期は、売上を確保することと、経営を存続させることが主体です。石の上にも3年です。

 

成長期

創業後、事業も順調に推移してこの時期は、売上確保だけでなく、売上の内容や経営の内容を上げる時期です。まさに経営の成長中という訳です。創業後4年目から何年間成長を続けられるかは、経営者次第です。

 

安定期

成長後、成長が止まり売上や利益が頭打ちになり安定期が、ほとんどの企業できます。これが、経営の安定期です。中小企業の場合は、早いところで5年目、遅いところでも10年目以降くらいに来ます。

 

成熟期

安定期の後には、何もしなければ必ず成熟期がきます。成熟期が、来たら経営は危険な状態です。何が成熟するのかといえば、経営者自身が経営に慣れて、革新性がなくなり経営が成熟するのです。これは、非常に危険な状態です。

 

衰退期

成熟期が続くと売上が減少し、利益も減少の一途をたどります。この時になぜ売上も利益も減少するかに、経営者はなかなか気付かないものです。なぜなら大抵の場合は、創業期から経営が順調にきて10年以上の際月が流れています。その間に時代というお客様環境は変わっているのですが、経営者自身が変わっていないので経営方法も変わっていないのです。したがって、衰退期となる訳です。

 

(次回に続く)

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会議長兼社長 石本義弘

 

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