『インバウンド・ビジネス』について そのⅠ(後編)

ところでインバウンド・ビジネスとアウトバウンド・ビジネスの話をする前に、もっと大きな流れをお話しさせて頂きたいと思います。私が21世紀つまり西暦2,000年前の20年以上前から言ってきた事が、だんだんと現実化してきています。『すでに現れた未来』でしょうか?

 

それでは、何を言ってきたのか?19世紀は、人口ボーナスと産業革命でヨーロッパの時代で大西洋の時代でした。20世紀は、やはり人口ボーナスと移民政策などでアメリカの時代で太平洋の時代でした。みなさまここまでお話しすると、何か予測が付きませんか?そうなのです。21世紀は、やはり人口ボーナスと中流所得層の増加によりアジアの時代でありインド洋の時代が来ているのです。その事に気付いている人が、少ないみたいです。

 

世界の人口約70億人のうち40億人以上、つまり60%以上がアジアという地域なのです。歴史は繰り返すでアジアの国が、資本主義経済としての経済成長を始めたのです。アジアでは、日本以外は実質的に先進国はありません。日本は、島国でユニークな国です。他のアジアの国より早く人口ボーナスを使い果たし、人口オーナスの時代が来ています。これが、少子高齢化といわれる人口減社会です。

 

この様に考えてくると日本国内でのインバウンド・ビジネスと海外へのアウトバウンド・ビジネスの相談が多くなってきている事は、当然の時代の流れといえるわけです。

 

インバウンド・ビジネスにおいてもアウトバウンド・ビジネスにおいても地の利という事と同じアジア人という事で、北米や北欧の先進国より有利に戦うことが出来ます。何故なら21世紀は、アジアの時代だからです。日本の将来が観えると私たち中小企業を含めて明るい時代が来ているのです。時流を読み時代環境に適応できるかだけが、勝敗のポイントなのです。

 

来月以降日本国内でのインバウンド・ビジネスと海外進出のアウトバウンド・ビジネスの詳細や具体例についてお話しさせて頂きたいと思います。

 

桜の季節が終わり、いよいよ初夏が九州に近づいてくる季節です。気候同様に元気に精進したいものです。最後になりましたが、益々のみなさまのご活躍と発展をお祈りします。

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会議長兼社長 石本義弘

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