『事業仕分けと経営環境』について(後編)

そこで事業仕分けについて、私は2つあると考えます。今の政治を見れば人事なのでよく分かります。
つまり収入についての事業仕分けと支出に対する事業仕分けです。世間様では、マスコミを中心に支出に対する議論だけが行われている傾向があります。テレビやインターネットを見れば世界での生活環境や経済環境が変わったことは明らかです。
それであるならば、旧態依然とした支払だけではなく収入を含めて見直すのが当然だと思います。政治を事例としながら自分のビジネスを見直したらいい参考になると思います。

 

それでは『経営の事業仕分け』について話をしたいと思います。
収入については、①今のビジネスは伸びる業界なのか? ②今のビジネスの伸びる領域はどこでどう対処すればよいのか? ③今後のお客様のニーズとシーズは何なのか? キーワードは、ドメイン、選択と集中、ブルーオーシャン戦略などではないでしょうか?

 

支出項目については、対象とする売上に対して、①それが無ければ売上が確保できない支出 ②無くても売上が確保できる支出 ③①②の両方の性格を有する支出に事業仕分けしてください。支払は、①を支払い②をストップし③についてが面倒です。支払を止めるか続ける場合は、支払回数を減らしたり金額を減らすべきです。この簡単な作業がなかなか出来ないのが私を含めて現実です。

 

いつの時代も周りの人は教えてくれるものです。『我以外みな師』です。『時代環境の変化という衆智の師』は、私たちに語りかけています。それに素直に対応できるかだと想います。こんな時代だからこそポジティブに考え動きたいものです。

 

みなさまの活躍をお祈りします。

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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