今後20年間の熊本経済~九州経済~日本経済~世界経済について(前編)

先月は、新年号で仕事についてお話をさせていただきました。
今月は、石本が今考えている『今後20年間の熊本経済~九州経済~日本経済~世界経済について』お話をさせていただきます。

 

私は、かれこれ25 年近く世界中を周っています。確か25 年前の初外遊は、シンガポールだったと思います。
その時のシンガポールは当時の大統領がマーライオンに象徴されるような考え方で、小国で資源もないのに世界に目を向けていました。
その時の大統領の言葉が、今も忘れられません。『ルック・ザ・イースト』です。
意味は、戦後30 年で荒廃した国で資源のない小国から経済大国になった日本を見習えと言う意味でした。

 

当時のシンガポールは、大成建設・清水建設・間組などの日本の大手ゼネコンの看板ばかりでビル・マンション・道路などの建設ラッシュでした。
現在の中国の状況です。治安が良かった日本を調べ、交番を導入していました。それから25 年後の今日シンガポールは、当時の大統領が計画したとおりのアジア一の金融センターとして君臨するまでになりました。

 

その後15 年間位は、欧米・豪州への視察・勉強などが多かったのですが、ここ10 年間は東京・九州のお客様を含めアジアが中心になりました。

 

そこで今私が痛感している事は、アフターゲイツ(パソコンの発明・80 年ごろ)後は世界が小さく、時間のスピードが速く、世界が一元化して来ているという事です。
経済問題はもちろんの事、環境問題、資源問題、食糧問題、軍事問題など最近の状況を観ればわかると思います。

 

地球はひとつです。インターネットの世界的普及により、熊本経済が世界経済から影響を大なり小なり受けているのです。
みなさんは大袈裟なと思うかもしれませんが、大前研一さんの著書で『見えない大陸』という名著がありますので是非
一読して欲しいと思います。

わたしが今ここで話したい事、顧問先のみなさんへ伝えたい事がご理解いただけると思います。

 

わたしのいつもの人口による経済予測によりますと、少子高齢化問題の人口減少経済はどうなるのか?
熊本市と同じぐらいの人口が毎年平均的に100 年間減少し続けます。
最近のサブプライム問題が発生する前までの、現在の景気は良いといわれ続けてきました。
実際は、アジア特需である事は皆さんのご存知のとおりです。
海外で事業をしている上場企業の話です。国内より海外での利益が多いのです。

 

(次回に続く)

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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