『地方銀行再編』(前編)

みなさま明けましておめでとうございます!!

 

今年もたいせい通信をよろしくお願い申し上げます。

 

ところで新年早々に景気がいい話と行きたいところですが、今月は今の時代を象徴する『地方銀行再編』についてお話をさせて頂きたいと思います。

 

私は熊本出身で熊本県の事は、ある程度分かっているつもりです。ところが熊本県と鹿児島県の優良銀行が統合するというニュースを、ベトナム出張中にヤフーで見ました!!衝撃と同時に頭取の判断は、英断ではないかと即座に思いました。銀行界や地元では賛否両論あるみたいですが、

 

このニュースは日本全国のビックニュースです。何故なら優良銀行同士なのに人口減社会という時代環境の中で、組織を守るための攻めの統合だからです!!この統合は、日本が今後どのような時代が来るのか?また組織という会社が、どのように時代環境の変化へ対応していかなければいけないのかを示しています!!地元熊本の人間として、是非統合を成功させて欲しいですね!!

 

みなさまご存知かもしれませんが銀行業界では、都市銀行は国内貸付を減らしています。減らしているというよりむしろ無くなってきていると言った方が正確かもしれません。しかし最近は、アジアを中心として海外での貸付を増やしていますので、全体としては伸びてきています。

 

一方地方銀行の商圏は、日本国内がほとんどで海外は無いに等しいのです。地方銀行も優良銀行を中心に統廃合を繰り返しながら国内貸付は、都市銀行が減らした分全体として現状維持の状態です。いま現在中小企業数もピーク時の約60%まで減り、今後益々減少すると言われています。それは資本主義としての最終形である寡占化や系列化、独占化の関係が主な原因でした。

 

(次回に続く)

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会議長兼社長 石本義弘

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