『帝王学言語集』について(後編)

それでは、その学問の中で出てくる言葉を羅列説明していきたいと思います。

 

1 . 敵


帝王学の原点は、孫子・貞観政要だと言われています。その書物の中では、頻繁に『敵』という言葉が出てきます。今日では、『敵』という言葉を『問題』という言葉に置き換えて勉強します。つまり人生の『問題』が、『敵』という事になる訳です。つまり自己自身が、敵なのです。

 

2 . 目的


目的とは、一つしかありません。最終到達点という意味です。つまりは、理想という事です。

 

3 . 目標


目標とは、目的の反対です。目的と目標では、意味が全然違います。同義語で教育している先生方も多いのが、近代教育です。言葉ありきなのですが、これが近代今日の最大の問題です。目標は、目的へ到達するための過程であり手段です。一つではなく毎年・毎月、どうかすると毎日変わるものが目標なのです。的と標では、大違いです。

 

4 . 戦略


戦略とは、戦術実働という行動を束ねるモノであり、目的から導き出され結果として目標を到達させるものなのです。

 

5 . 戦術


戦術とは、一つの戦略に集約される実働・行動の事です。

 

6 . 理念


理念とは、理想と同義語と考えていただいて結構です。理想の想念。理性の概念とも言えます。

 

7 . 契約


契約とは、人と人との約束事を契約といいます。

 

8 . 責任


責任とは、人と人との約束事を守る事をいいます。つまり、契約を守る事を責任といいます。

 

9 . 使命


使命とは、責任と違い自分との約束を守る事をいいます。つまり、もう一人の自分との約束事なのです。自己の中から出てくるものであり、他人から与えられるものではありません。

 

10 . 哲学


哲学とは、普遍的真理と人間との関係性です。つまり、いつの時代も変わる事のない真理を極めるための学問です。

 

11 . 原理原則


原理原則とは、いつの時代も変わらない普遍的真理の事です。いつの時代もどこでも同じ結果になるという法則です。

 

今日もそうですが、人生を極めてきた人たちの歴史ですね!!今日という日が、歴史です。いろいろと仕事上相談を受けますが、言葉ありきだと想います。もちろんそれに伴う行動もですが。そのためには、言葉の意味とその語句の意味が大事になってきます。1年を通してそんな事を考えさせられました。

 

来年もいい年であります様に!!益々のみなさまの発展をお祈りします!!

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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