『結果がでる目的思考について』(後編)

日本人は過程を大事にし、西洋人は結果を重んじると言われています。以前お話ししました仕事感としてレイバー(LABOR=日本人の仕事感)ワーク(WORK=西洋人の仕事感)のどちらも大事なのです。
過程重視だけでもご飯が食べられませんし、結果重視だけでも長続きしません!!それは車の両輪なのです。日本人は『努力しているという美徳に逃げこみ結果に甘い』と言われています。それは武士道精神の影響なのでしょうか?それとも近代教育の影響なのでしょうか?

 

私を含めてみなさんそうですが、どうせ努力をするなら『結果がでる努力のやり方』が一番いいのです。
それが『目的思考』なのです。努力をしても結果が出ないという事は、本人自身も報われる事がなく社会的にも評価されないという事です。こんなに可哀想な事はありません。正しい考え方を人間として持つべきです。

 

話をもとに戻します。ところが厄介な事にこの『目的思考』について、近代教育では『目的』『目標』を同義的に考えて教育されてきています。また重きを置いてきていません。その証拠が、『目標』を持ちなさいと言う先生はいても『目的』を持ちなさいと言う先生はいません。その事が近代教育の最大の失敗なのです。
夢を語り、人生の目的を語り、人生を豊かにしていこうとするリーダーがいなくなったのも、そのせいではないかとさえ言われています。

 

是非みなさんも『目的』『目標』の違いを今一度理解し、どうせ努力するなら『結果がでる目的思考』を身につけてください。思考方向が変り精神的にも楽になり人生が変わるでしょう!!また生き方に無駄がなくなるでしょう。

 

今年もみなさまにとってよい一年でありますように!!

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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