『事業仕分けと経営環境』について(前編)

この1週間で東京は急に肌寒くなりました。またこのところ潤いの雨が続いています。1週間前までは真夏日が続いた事が嘘のようです。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目、健康だけには注意したいものです。早いもので10月というと師走の足音が聞こえてまいります。

 

今日は最近耳にする『事業仕分けと経営環境』についてお話をさせて頂きたいと思います。

 

事業仕分けとは、そもそも約1年前に民主党政権が自民党より政権交代した時に、自民党時代の政策を見直し=たな卸しした時に命名した言葉です。
つまり長い自民党政権が続き時代環境が変化したのに、30年前50年前の政策を取っている部分がある。時限立法で約30年前に導入された政策税制などが今も旧態依然として続いている。インフラである道路、ダムなども30年~50年前に計画された事が、いま始まったり今後行なわれようとしている。などなどです。
私は自民党政権を批判するつもりはありません!! ただこれではいけないと思うだけです。

 

政治もしかり、経営もしかり、日常生活でもそうではないでしょうか?
暑くなれば薄着をし、寒くなれば厚着をする。経営の神様といわれた松下幸之助の言葉ではありませんが、雨が降ったら傘をささなければなりません。ささなければ、ずぶ濡れでボロボロです。
いまの日本の政治、いまの日本の経済状態はそうではないでしょうか? 銀行返済の『返済猶予制度』の利用状況を見れば、中小企業にいたっては、モット酷いのではないでしょうか?
21世紀になって10年が経ちました。生活環境はすっかり変わってしまいました。そして私たちが変らなければ=変化し続けていかなければ、生き残れない時代です。その時に必要なのが事業仕分けではないでしょうか?

 

(次回に続く)

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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