『2012年問題=問題先送り』について (後編)

この問題を先送りするということは、現実的には、どの様なことが起きるのでしょうか?
ご存知のとおり、少子高齢化問題を含めて、次の世代を担う若者への税金や社会保障費という国民負担率の増加で重くのしかかってきます。これでは、若者も経済も活性化しません!
現実的に労働力人口の減少とモノづくり技術の承継困難という問題を発生させます。これは、そのまま世界における経済競争力の地位の低下を招く事になります。日本人が、今後ますます今の生活を維持する事が困難な時代になるでしょう!

組織という点で、国の経営つまり政治も会社経営も本質的には一緒です。
これ以上、問題を先送りする事は出来ないと思います。高齢化と国民負担率増加と労働力人口減少のピークは、いまから15年~20年後にやってきます。
問題先送りではなく問題解決型、つまり問題を解決する答え→雛形=ビジネスモデルから経営を始めるべきでしょう!

 

今後の事業の成否は、自社のドメインを理解し、強みを生かしたビジネスモデルを構築できるか?
規模の問題ではなく環境変化への対応力です!問題先送り経営では生き残れません。問題解決型で自社独自のビジネスモデルを構築したいものです!

 

2012年問題、いまの政治状況、問題先送り型の日本人、新興国の経済成長等を見てきた時に、日本という国に危機感を感じます。
もっともっと日本全国と世界へ目を向けて、情報収集をする必要があります。そして、私たちは、顧問先の皆様方の問題解決に微力ながらお手伝い出来ればと思います。
そこに弊社の使命と存在意義はあると考えています。

 

皆様のご健闘をお祈りします。

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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