良い会計事務所の選び方

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良い会計事務所の選び方

企業経営において、会計事務所選びの機会はそれほど多くありません。
ここでは、自社にマッチした会計事務所を絞り込む際にポイントとなる項目についてご紹介いたします。
ご参考にして頂ければ幸いです。

税理士の年齢

税理士の平均年齢は60歳位だそうですが、あまりこだわる必要はないと思います。
ただ、ITに強い税理士である必要があります。
パソコンの普及している現代では、ITを使用して経理業務を合理化かつ省力化することが必要不可欠ですので、ITやパソコン会計に強い税理士であることが大変重要となります。

相性

会計事務所と付き合っていく上で相性は非常に重要です。
一般的に、会計事務所とは長い付き合いになり、税務に限らず様々な相談をすることになりますので、信頼性・安心感・コミュニケーションの取りやすさ等をはじめ、会計事務所との相性は大切です。

オフィスの立地

会計事務所が近いと何かと便利ですが、実際のところ「大至急、税理士と会いたい」といったことは年に何回もあるわけではなく、ほとんどのやり取りが電話やメールで済んでしまいます。
その為、自社からの距離が1~2時間以内の会計事務所であれば、多少遠くても信頼でき質の高いサービス内容を提供できる会計事務所をお勧めいたします。

サービスの内容

会計事務所にサービスを依頼する場合、各事務所ごとのサービスの差が分かりにくいですが、正直に言って会計事務所によって大きな違いがあるのが現状です。
具体的には、訪問回数、対応スピード、アフターフォローの充実、提出資料の内容などによって差が出てきます。
会計事務所との面談や見積りの際に、「どのようなサービスを行ってもらえるのか」、「実際にどのような資料や成果物を提出してもらえるか」などしっかりと確認しましょう。

得意分野

会計事務所にはそれぞれ得意分野があります。単純に決算書を作成して節税を手伝ってくれるだけではありません。
特定の業種に強い会計事務所、節税だけでなく融資などの資金調達・資金繰りに強い会計事務所、税務調査に強い会計事務所。
また、会計業務以外の幅広い分野にも強い会計事務所、大規模な会社の税務を得意とする会計事務所など様々です。
会計事務所との面談の際に、自社が依頼したいサービスに関して経験が豊富な会計事務所かどうかしっかり確認しましょう。

会計事務所の規模

会計事務所の規模は、少ないところでは所長1名のみ、多いところでは100名以上の従業員を抱える大手事務所、とさまざまですが、平均すると10名前後の事務所が多いと推測されます。
小規模な会計事務所に依頼する場合は、所長が直接関与する割合が高い為、サービスの質が高い可能性があるのですが、対応してもらえる業務範囲の狭さに不安を感じる場合も多くあります。
逆に、大規模な会計事務所の場合は、業務範囲が広く、様々な経営問題に対応しやすくなる反面、担当するスタッフによってサービスの内容や対応にムラが出てくる可能性があります。

小規模・大規模どちらにも良し悪しがあり、選択基準を示すのは難しいので、その点に注意しながら会計事務所と面談を行われることをお勧めいたします。

顧問料

顧問料は、単純に安ければ良いというものではありません。安ければ安いなりに必ず理由があります。
顧問料が極端に安いということは、その作業にかける時間が短かったり、安い給料で雇えるスタッフで業務をこなしている可能性も高く、サービスの質の低下につながる場合があります。

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