『人を動かす人の習慣』

先日 3 月末に我グループでは、1 年に 1 回の決算報告会と確定申告慰労会がありました。
毎年 1 回の一大行事です。私は、いつも創業の理念などを話させて頂きます。
毎年新しい人が入社され、その時に話した事について触れてみたいと思います。

 

『人を動かす人の習慣』という本がありますが、この本に書かれている事を整理しますと『個性』というものが思い出されました。

 

よく日本人は海外からいわれる事ですが、顔がなくなったと。
つまり、人間的としての『個性』がなくなったのではないかと思います。
その個性の内容は、7 つから構成されています。

 

1 つ目が、傍観者ではなくプレイヤーになる(主体性を持って能動的に物事を考え行動する)。
2 つ目が、責任を持つ(すべては良い事も悪い事も自己責任で、周りの責任としない)。
3 つ目が、自分の利益・関心より奉仕することを選択する(周りのために動く)。
4 つ目が、前向きに物事を見る(肯定的に物事を判断する)。
5 つ目が、自分の天分を発揮する(自分の得意不得意・得手不得手を知り強みで生きていく)。
6 つ目が、成し遂げる(最後まで諦めない)。
7 つ目が、リスクが大きいと、手に入れるものも大きい(リスクとは経済的危険ではなく、挑戦する事の危険である)。

 
この内容は『人を動かす人の習慣』ですが、私はこの7 つの項目は『個性』を発揮するための条件ではないかと考えます。
日本の学校教育は、個性を認めない平均的な人を大量生産してきたといわれています。

 
これからの時代は、『個性の時代』といわれて久しいのですが、全体最適を条件とした『個性』を企業経営に取り入れていかなければならないと思います。

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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