これらのテック企業は得意のビッグデータとITを駆使して自動運転に乗り出しています。
自動車に関連して、自動車保険も今までは車を運転する人が保険料を支払うのが常識でした。しかし、欧米の自動車メーカーの中には、自動運転の事故は100%自社の責任とするという思い切った方針を打ち出す企業も出てきました。
スウェーデンのボルボは自動運転モードで走行している間に発生した事故についての全責任を負うことを表明しています。この場合、自動車メーカーは自動運転車に自ら保険をかけ、賠償責任を負うことになります。
つまり、保険会社から見れば、保険の契約主体が運転する個人から自動車メーカーにシフトすることになります。
上記の「訴訟」「自動車メーカー」「自動車保険」の例からわかることは、今後は顧客が企業を選ぶ選択の手段が格段に広がり、異業種からの参入も当たり前になり、サービスの対象が全く別の方向になる可能性があるということです。
変化の激しい時代ですので皆様も、自社の業種や職業が今後、どのように変化していくのかを常に意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?