『2012年問題=問題先送り』について (前編)

今、ベトナム事務所です!今年の夏も暑くなりそうです。
東京では、もう何千人もの人が熱中症で病院へ運ばれているみたいです。皆様いかがお過ごしでしょうか?
人間、体が資本ですので健康だけには注意しましょう!

 

ところで、「2012年問題」という言葉を聞いた事がありませんでしょうか?
これは来年からいよいよ団塊の世代の皆様が、労働市場から引退する問題のことです。5年前から呼ばれていた「2007年問題」の山場を迎えるのが、2012年だということで、最近、「2012年問題」にどう備えるかということが話題になっています。
「改正高年齢者雇用安定法」が2006年4月に施行されました。上場企業を中心に、定年引上げ、継続雇用、定年廃止といった対策を打つ企業が増え、景気回復による人手不足を補ってきました。
そして、年金の支給開始年齢を引き上げたことによる60代前半の所得保障をどうするかという問題にも対処した形に見えました。

 

これにより、確かに5年間で労働力の確保は出来ましたが・・・。これから先の問題にはどのように対処すればよいのでしょうか?
つまり、労働力人口の激減・年金給付の増大・医療費及び介護費給付の増大・モノづくり技術承継問題等などです。
この5年間で以上のような問題に対する政治的・経済的対処がなされてきたのか疑問です!
ただ問題を先送りしてきただけではないのか?今の政治と日本人の対応を見ていると、そのように思えてなりません!
こう思うのは、私だけでしょうか?

 

(次回に続く)

 

大成経営コンサルティンググループ 代表取締役会長兼CEO 石本義弘

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