6月21日に内閣府より経済財政運営と改革の基本方針(骨太)2019が発表されました。
この基本方針の中には今後の日本の方針が書かれております。
大枠は
「成長戦略実行計画をはじめとする成長力の強化」、
「人づくり革命、働き方改革、所得向上策の推進」、
「地方創生の推進」、
「グルーバル経済社会との連携」
になります。
ちなみに10年前の2009年の骨太は、
「危機克服の道筋」、
「成長力の強化」、
「安心社会の実現」
になります。
リーマンショックの翌年ということもあり経済の立て直しと
安心、安定を骨太としていることが読み取れます。
ここで本年度の骨太を個別にみますと、
♦デジタル市場のルール整備・・・
内閣官房にデジタル市場の競争状況の評価等を行う専門組織の設置とあります。
(こちらはFacebook・Instagram・Twitter・Amazon・Google等の
プラットフォーマーが該当してくるかと思います)
また、2020年末までに全都道府県で5Gサービスを開始し、
2024年まで5G整備計画を加速するとあります。
この年までには今よりもデータ通信が更に高速化し益々、IT化は進んでいくものと思われます。
♦フィンテック/金融分野・・・
決済分野について、銀行以外でも幅広い送金を可能にする
(支払機能としてはPayPal・LINEPay・楽天Pay・PayPay等が浸透しているが
今後、個人間送金も可能になるかもしれません。これにより銀行業界は
激変する可能性大です)
♦モビリティ・・・
タクシーの相乗り化やドローンの有人地帯での目視外飛行とあります。
(Uberの浸透によりタクシー業界は激変、ドローンにより
宅配業界も激変するかもしれません)